その横断歩道は押しボタン式の点滅信号があります。
おばあちゃんと孫の二人組が近づいて来て渡ろうとしました。
おばあちゃんと言ってもまだ60過ぎぐらい。
孫は小学校2〜3年生ぐらいの男の子。
タイミング良く車が来ていなかったので、
おばあちゃんはそのまま道を横断・・・
孫は信号の押しボタンを押して渡らずに青になるのを待っています。
ここからは先に道路を挟んで、おばあちゃんと孫の会話。
おばあちゃん:『今渡れたのに、なんで渡らへんのや!』
孫:『学校でボタンを押して青になるまで渡ったらあかんって言われたモン!』
おばあちゃん:『渡れるときは渡ってもええんやで!』
孫:『だって、危ないからあかんって言われたモン!』
孫の方は半分泣きべそをかきながら・・・
せっかく学校や交通安全教室で教わった、
安全で正しい道路交通法もおばあちゃんの一言と行動で台無しです。
私も指導員の頃、小学生や幼稚園児のための交通安全教室で指導していましたが、
一番の手本となるのは親や身内です。
この男の子にしてみれば、誰の言うことを聞けばいいのか、
何が正しいのか、分からなくなりますよね。
そして、おばあちゃんの言うことを優先したらいつかは事故に遭うか、
ルールを守らない大人になってしまいます。
車の運転だってそうです。
子供を同乗させている時に、一人言を言っていませんか?
例えば、
『こいつ邪魔なヤツだな!』
『トロトロ走りやがって!』
意外と普段おとなしそうに見える人の助手席に乗せて貰うと、
こんな言葉が飛び出してきます。
車の運転はその人の隠れた本性が出ると言います。
口では普段優しそうな、もっともらしいことを言っていますが、
いざ、車を運転すると荒い運転をする人も多いものです。
そして、その言葉や態度を子供は見ています。
子供が一番影響を受けるのは親や身内です。
普段、こんな運転や暴言を吐いている親が、
子供に偉そうなことを言っても説得力ゼロですよね。
本当に子供を守りたいなら、
親や身内の大人が良い手本を示さなくてはダメですよね。
まぁ、なかなか私も含め手本になるような大人は少ないかも知れませんが、
そうなれるように少し意識するだけでも世の中良くなるんじゃないですかね。
このおばあちゃんは反面教師です。
でもこのおばあちゃんと孫との会話には続きがありました。
孫が渡って来てからおばあちゃんが一言
『ゴメンね、あんたが正しいよ』
大人も間違っていれば、素直に子供に謝ることが大切ですね。
子供から教えて貰うことは本当に沢山あります。
あなたも良き手本になってくださいね。
ではでは。

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