あおられない運転方法 - 『ペーパードライバーと初心運転者の方へ送る運転の豆知識』

あおられない運転方法

こんにちは!細川です。

新しい年が始まりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

そして、一つご報告があります。
自動車運転工学研究所は今年で開設10周年を迎えさせて頂くことになりました!

本当にありがとうございます<(_ _)>

ここまで続けて来られたのはひとえに皆様のお陰だと感謝し、更に多くの方のお役に立てるよう精進していく所存です。

さて、10年一昔と言いますが、車の運転を取り巻く環境もこの10年で大きく変わったと思います。

そこで、今回のブログでは昨年までを振り返って、私達を取り巻く車の運転に関する問題点、解決策などについて考えていきたいと思います。

昨年の大きな話題と言えば以下の3つではないでしょうか。

1.高齢者が引き起こす事故(アクセル、ブレーキの踏み間違い、高速道路逆走など)

2.自動運転システム

3.あおり運転


その中でも最近の一番大きな問題であり、誰もが気になるのが3の【あおり運転】だと思います。

このブログの過去記事でも取り上げましたし、ニュースや他の方のブログ記事でも取り上げられていますので、ここでは『あおられない運転方法』に的を絞って書きたいと思います。

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先日ですがTVニュースを見ていたところ、
『運転をする人の内どれ位の割合であおられたことがあるか?』というアンケートのお話をしていました。

そしてその答えでは、約7割以上の運転者があおられた経験があるそうです。
※別のアンケート結果では9割や、逆に3割くらいという結果もあります。

その中で1年の内に10回以上もあおられた経験ある、という男性がインタビューに答えていましたが、そのニュース番組のコメンテーターが、
『この人、相当ウザい運転をしているんじゃないの?』ということを言っていました。

私自身思うことは、もちろんあおり行為をする人が悪いことは当然ですが、あおられる側にも原因があると感じています。

では、どんな行為があおられるきっかけになるのでしょうか?

1.無理な割り込みや進路妨害になるような車線変更をする

2.速度が非常に遅い、速度が安定しない

3.必要の無いクラクションを鳴らす、無理な追越をする、などマナーのない行為をする


これらの行為は意図せずやってしまう場合もありますし、運転に慣れない初心運転者やペーパードライバーもやってしまうものです。

では、これらのことしないためにはどうずれば良いか?やってしまった場合はどう対処すれ良いかを考えましょう。

■1と2の2つから検証してみましょう。

合図も無しに車の前に割り込まれたり、脇道から強引に出て来られたりすると危険を感じますし、誰だって腹が立つと思います。

そして私の経験上ですが、そんな割り込んで来た車に限って前でトロトロ運転をする場合が少なくありません(^◇^;)

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●そんな運転をする原因は?
これには2つのパターンがあると思います。

パターン1)運転が未熟で意図せず割り込んでしまう形になる。そして割り込んだ後に速度も遅かったり安定しなかったりするので、余計に相手のドライバーをイラつかせることになる。

これは初心運転者やペーパードライバーの方に多いパターンです。

■この場合の解決策と対応方法
一番の解決方法はスムーズな運転が出来るマナーの良いドライバーになることです。
ただし、どんなに運転が上手くなっても意図せずやってしまう場合もあります。

割り込んでしまった時の対応方法
ハザードランプを点滅させて『ごめんなさい』の意思表示をする。
出来れば手を挙げて軽く頭を下げることもするべきです。

昼間であれば、手を挙げていることや頭を下げていることは後ろのドライバーからも見えるものです。

そして、ハザードランプ点滅など『ごめんなさい』の意思表示はその場ですぐに行うことです。

これが最も大切なことです。
タイミングを逃してしまうと、効果はありません。

すぐにこれらのことを行えるようになるには、普段の運転の中で
・道を譲って貰ったら手を挙げて頭を下げる
・『ありがとう』や『ごめんなさい』のハザードランプを使う習慣を身につける

ことが大切です。

余談ですが、これらのことは車の運転だけでなく普段の人間関係でも大切なことですね。
まずは謝る、ごめんなさいを言う。

すぐにその場で謝れば大概のことは何とかなるものです。

なかなか言えない人も多いですが、『ありがとう』と『ごめんなさい』は人間関係の潤滑剤ですよね。

次に、自分の車の速度が遅く割り込んでしまった車の進路を邪魔していると感じたら、左合図を出して道を譲りましょう。

ただし、道が混雑していたり、カーブの最中で見通しが悪かったり、明らかに避けて貰いにくい場所で道を譲るとまた迷惑をかけることになりますから、後続車に避けて貰いやすい所で道を譲ることが大切です。

パターン2)速度が遅い方の中には「私は安全運転をしているから何も悪くない」と考えている人が少なからずいます。

確かに制限速度を守ることは当然ですが、【速度が遅い=安全】という訳ではないことを再認識する必要があります。

教習所や免許センターでの運転免許技能試験では、【安全で円滑な運転が出来ているか?】ということが合否の最大ポイントになっています。

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この円滑ということが特に重要で、運転免許技能試験の時に明らかに50Kmの規制速度で安全に走行できる状況の中、30Kmや40Kmの速度で運転すれば確実に不合格となります。

では、何故遅い速度で走行すると不合格になるのでしょうか?

それは、渋滞の原因になったり、他のドライバーの迷惑になったりするからです。
そして、その結果の一つとしてあおられることにもなるのです。

ただし念のため書いておきますが、規制速度50Kmの道路でも歩行者がいるなど危険な状況であれば徐行や遅い速度で走行することは当然ですし、これが【安全に】という意味です。

■この場合の解決策と対応方法
ここで説明したことを理解して、なるべく円滑でスムーズな運転が出来るようにしましょう。

でも、慣れない内は道を譲ることが一番の解決策です。

そのためには後ろの状況を絶えずルームミラーやサイドミラーで確認する必要がありますし、状況に応じた対応をする必要があります。

後ろの状況を一切見ていない、まったく気にしていない、というマナーも気遣いもない人も
時々いますが・・・

過去記事でも書きましたが、車同士(人間同士)のトラブルは【正義やあたり前の価値観の違い】から生じます。

あるドライバーは遅い速度で走行することが正義であたり前で安全だと思っています。
もう一方のドライバーは制限速度プラスアルファで走行することが正義であたり前だと思っています。

こんなドライバー同志が出会うと、あおり運転などの行為を引き起こしトラブルになるのです。

私は運転中に速度の速い後続車が来た時、状況が安全なら出来るだけ道を譲るようにしています。

そうすると、追い越しざまに譲った車のドライバーがクラクションや手を挙げて『ありがとう』の意思表示をしてくれることが多くあります。

自分以外の人の価値観や正義を変えることは出来ませんが、自分なら変えることができます。
そんな人達も世の中に多くいるんだ・・・と許容範囲を広げましょう。

トラブルになるか、嬉しくなるかはちょっとした行為で変わるものですし、どうせなら運転は楽しく嬉しい方が良いですよね。

そんなドライバーになることが出来る知識とノウハウを提供しているのが私の教材です。

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◆最後に3の『必要の無いクラクションを鳴らす、無理な追越をする、などマナーのない行為をする』ですが、これは言語道断です。

クラクション殺人事件というのがかなり前にありました。過去記事にありますのでご覧ください。
http://paper-driver.sblo.jp/article/41454374.html

追越は危険でメリットのない行為です。こちらも過去記事にあります。
http://paper-driver.sblo.jp/article/42426617.html

これらのことを知り、実行した上で更にあおり運転にあわない、しない(あなたはしませんよね)ためはドライブレコーダーを装着することはとても効果的です。

最近は安くなりましたね↓^^




では、また(@^^)/~~~








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2019-01-17 | TrackBack(0)
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